隣家との境の狭いスペースに和風のパーティションをしつらえました。 ここは北鎌倉。あじさいで有名な明月院への通り沿いで、行きかう人も多いところです。 街並みの雰囲気に合ったデザインを提案しました。 |
【現場付近の状況】現場付近の様子。 トラックが止まっているあたりが施工箇所です。 道路を挟んで向かい側は、和食レストラン。 | ||
施工場所は、隣家の敷地との境の、幅わずか40センチの狭い空間。 ほんの僅かなこの空間を利用して、いかにイメージアップを図るかが、腕の見せ所。 |
【伝統の垣根をモダンに】伝統的な四ツ目垣の手法にいろいろと変更を加え、モダンに仕上げました。 立子は通常、シュロ縄で結束しますが、今回は錆びない釘を使用。 現代風でシンプルな印象になりました。 耐久性もアップしたと思います。 |
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親柱・真柱は通常、丸太ですが、ここでは角材を使用。 名栗(ナグリ)風に、カンナで風合いをつけました。 木材には腐りにくい素材を使用。 これもメンテナンスを考えてのことです。 親柱が腐らなければ、竹の立子(たてこ)が傷んでも、取替えは簡単。 |
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下草には、ハイノキを中心に、トクサとセキショウなどいろいろ取り合わせ、自然な雰囲気に。 | ||
僅かなスペースですが、周囲の雰囲気によく馴染む、感じの良い空間が生まれたと思います。 |
【所変われば】 | |
同邸にて、もう一つ和風のフェンスを設置。 上がビフォー、右がアフター。 ここは通りから見えない場所なので、メンテナンス性と低コストを優先し、プラ竹を使用しました。 設置する場所が違えば重視するポイントも異なり、素材や形が変わってくるという好例ですね。 |