Ｓ邸の奥さまは、ものを大事になさる方。 ご自身でＤＩＹもなさいます。

「古いものを捨てて一気に全部新品に取り換えれば、 簡単だし、きれいでしょうけれど、 わたしは、なるべく今あるものを活かして、時間をかけて少しずつ、理想の庭に近づけていきたい」 とおっしゃいます。

そんな奥さまのお庭作りを昨年・今年と、二度にわたり、お手伝いしました。

【洋風の庭】

最初にお手伝いしたのは、洋風リビングの前のお庭部分です。

素材の一部には、奥さまがご自分で購入されたレンガも利用。 「曲線の小路に憧れて、レンガを買ってはみたものの、自分で作るのは無理で・・・。 ＴＯＫＵさんにお任せして正解でした」と奥さま。

小路のベースには、奥さまのご要望で水が染み込む素材を使用。 ところどころに風合いのある石をはめ込んで、お洒落に仕上げました。

【ウッドデッキ】

二度目にお手伝いしたのは、ダイニングルーム前のウッドデッキです。

「10数年前、父とわたしの二人で作ったウッドデッキが傷んで壊れ、 危なくて困っていたんです。 でも庇部分は傷んでいないので、全部新しいものに取り換えるのは抵抗がありました」と奥さま。

そこで、土台と床のみ新しく作り、柱を継いで、庇は従来のものを利用。 作り変えたデッキ部分には、非常に硬くて耐久性のあるウリン材を使用しました。 別名「アイアンウッド」と呼ばれる洋材です。

【和風の庭】

Ｓ邸のお庭は、洋風リビング、ダイニング、和室の前がそれぞれ、 洋風、ナチュラル、和風になっており、３つの味が楽しめます。 下の写真は和室前の和風の庭です。

「今回ここは特にお願いしなかったのに、壊れてむき出しになった水道管を、 ＴＯＫＵさんが見るに見かねて（？）、竹でカバーを作ってくれたのよね。嬉しかったわ」と奥さま。

喜んでいただけて嬉しいです＾＾。

「ＴＯＫＵさんは話しやすくて、要望が伝えやすい。 来年はウッドデッキ前のナチュラルガーデンをお願いしたいわ」 とおっしゃっていただきました。 こちらこそ、よろしくお願いします。